「梅香遙か」「少年たちの宝船」の登場人物
初登場後の情報も含むため、ネタバレに相当する部分があります。
ネタバレを避けたい方は本編読了後にご覧下さい。




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世良 禎織
せら よしおり

織部の父。武芸学問に優れ、香道や詩歌などの雅にも通じた傑物。
世良家は元々浅田家譜代の家臣で、藩主の側御用を務める中小姓組に属していたが禎織の代で組頭に出世、更に禄を増やし藩主長房の信頼も厚かった。
進之丞の父・鼎とは身分を越えた幼馴染みで、密かに将来を誓い合った仲だった。
進之丞に剣術や学問を最初に教えたのは禎織で、進之丞にとっては最初の先生でもあり、今でも憧れの武士。




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相馬 鼎
そうま かなえ

進之丞の父。あまり身体が丈夫ではなく、武芸より詩歌などを好んだ。
それが縁で禎織と知り合うことになり、やがて互いに惹かれあっていく。
妻であり進之丞の母である梅乃を早くに亡くし男手ひとつで進之丞を育てるが、進之丞を連れて国を出たのち三十六歳の若さで進之丞を残しこの世を去る。
進之丞が首に付けている紅い紐は母梅乃が鼎の刀の下げ緒として自ら組んだもので、つまり両親の形見。



浅田 長房
あさだ ながふさ

芸州広島藩藩主。官名は松平安芸守長房。
分家から養嗣子として浅田本家に入り家督を継いだため、大名にしてはあまり堅苦しいところの無い柔和なお殿様。そのため長徳ものびのびと育てたいと考え、友人を作らせるため大勢の側小姓を付けたり、江戸へ留学に遣ったりした。
禎織を高く買っており、その竹馬の友である鼎の脱藩を暗に許した。今は禎織の子である織部にも目を掛けている。