シリーズ5「絆す炎」以降の登場人物
初登場後の情報も含むため、ネタバレに相当する部分があります。
ネタバレを避けたい方は本編読了後にご覧下さい。

火消五印天満組 波印 中村屋



中村屋仁之助(当代)
なかむらや じんのすけ

中村屋先代の養子として波印の頭を継いだ当代。
大柄で気っ風が良く、いかにも火消の頭といった感じの男。五印の頭の中で最年長、筆頭格。
若頭であった二十歳の頃に、火事で夫を亡くし妊娠中だった裏長屋の女房・おれん(当時二十六歳)と夫婦になる。




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仁太
じんた

仁之助の養子。
お腹の中に居る時に母れんが仁之助と再婚、仁之助が仁の一字を与え自分の長男とした。養父仁之助を慕う一方で、実の父の死因である火を恐れるあまり思い悩んで家を飛び出し悪い仲間とつるむ。
本当は少々気が小さく、根は真面目。顔は仁之助に似ておらず、すっとした面差しでひょろりとした細身。




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太助
たすけ

れんと仁之助の間に出来た次男。仁太とは父の違う兄弟。
既に波印の纏持ちとして活躍中。仁之助に似た男らしい骨太な面差しで、背も高く体格も良い。気性は素直かつ穏やかで、兄仁太を弟として心から慕っている。



笹木 喬太郎
ささき きょうたろう

仁太がつるんでいた不良達の中心人物。大坂勤番の旗本の次男坊で、親の肩書きを笠に着た、鼻持ちならないドラ息子。
冷や飯食いの立場に嫌気が差して町で鬱憤晴らしをしていたところ、家出した仁太と出遭う。火消相手に騒動を起こして笹木家からは勘当され、お上から仕置きを受けたのち改心し、仁太と共に中村屋で働くようになる。

 

火消五印南組 井印 和泉屋(通称井泉)



和泉屋京治
いずみや きょうじ

火消井印の纏を預かる、鳶の元締め和泉屋の頭。
粋な佇まいの二枚目だが、繁華街ミナミを持ち場とするだけあって、厳しくも侠気に溢れた男。五印で最も強面の井泉において頭の京治の存在は絶対で、頭が白と言えば白、黒と言えば黒。五印で巳之吉と一二を争う酒豪。
進之丞にとっては五印の尊敬する先輩の一人であり、互いの「大事な人」を知る特別な友人でもある。




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雷蔵
らいぞう

京治の一人息子で、十歳の頃から火事場に出て十四で和泉屋の若頭を名乗る。
京治が十七の時の子で、若いながらも火消としての実績を持ち、父に似た男気溢れる気性と貫禄で五印の者や町の皆からも一目置かれている少年。そのため大人びた口を利くが進之丞は雷小僧と呼んで可愛がっており、雷蔵も進之丞に懐いている。
気性も面差しも京治に似ているが酒は好まず、隠れ甘党。