「真夏の風花」以降の登場人物
初登場後の情報も含むため、ネタバレに相当する部分があります。
ネタバレを避けたい方は本編読了後にご覧下さい。

川辺野 滔々斎
かわべの とうとうさい

元は江戸住まい、御家人の冷や飯食いだった浮世絵師。
今や売れっ子だが、自分が興味を惹かれたものしか描きたくないオタク気質。
一時奉行所の人相書きなどを手伝っていた縁で織部に出逢う。口癖は「面白い」。


大井 基実
おおい もとざね

元は江戸で名の通っていた刀匠。
息子の遺作である刀を探して大坂に辿り着き、ミナミで居酒屋兼刀剣屋を開いていたところ進之丞や織部と出逢う。息子の遺恨を断ち切ってくれた織部と進之丞との出逢いに感謝し、のち船場で刀鍛冶の看板を上げる。
職人気質な老爺だが、話し上手で情に厚い。織部に深い敬意を抱いており、進之丞を失った息子の代わりのようにも思っている。


片岡 権三郎
かたおか ごんざぶろう

西町奉行櫻井直清家の老用人。主直清の奔放さに長年振り回されてきたが、目下の悩みは直衣の剣術好きとその嫁入り先。
花雀かじゃくの号を持つ俳人で、寅屋隠居亥次の碁敵でもある。

 

火消五印南組 井印 和泉屋(通称井泉)


mantaro

万太郎
まんたろう

井泉の小頭を勤める京治の右腕。身も心も京治に捧げた生涯のパートナー。
愛想は無いが気性は穏やかで頭も良く、二歳下の従弟かつ主である京治に従いつつ、陰に日向に京治を支える。左腕の入墨にちなみ「蛇の目」の二つ名で呼ばれている。実家が料理屋のため料理は玄人はだしで、趣味は釣り。
基本的に真面目だが好色なところがあり、自分がモテることを自覚もしている。遊びに慣れた大人の男。



風花
ふうか

元は女郎の娘、廓育ち。母親を殺され、廓から逃げ出したところで雷蔵に出逢う。
雷蔵の母もまた「ふうか」という名の女郎だったことから、和泉屋に引き取られ養女となる。廓育ちのため年の割に如才が無いが、気が強く頑固な一面も持つ少女。

 

火消五印南組 川印 菊作番匠



菊左
きくざ

三郷南組・川印の纏を預かる菊作番匠きくさばんじょう・通称菊匠の頭。
立派な体躯と濃い顔に反し美しく華やかなものが好きで、平素はおネェキャラ。京治のファン。同い年の万太郎とは幼馴染みのような間柄で互いに遠慮がない。
菊匠の三代目として作左ヱ門さくざえもんの名を継いでいるが、気に入らず今も幼名の菊左を名乗り周囲にもそう呼ぶよう強要している。
妻子を奪った火事を仇とも思っており、後の人生を火消に捧げると決めた。そのため火事場に出ると人も言葉遣いも変わる。女性と子供に優しく、根は思い遣りのある男。




さくら

菊左の妹。一人息子の菊丸を連れて菊匠に出戻ったバツイチ。五印で唯一の女火消であり、川印の小頭を務める。
色っぽい体つきと粋な出で立ちをした大人の女で、実は結婚前からずっと万太郎に片想いをしている。

 

火消五印北組 滝印 常盤屋


緑助
ろくすけ

寅屋と同じ北組に属し、滝印の纏を預かる常盤屋ときわやの頭。
五印の頭の中では波の仁之助に続く年齢で、若い寅屋にとって頼れる先輩火消。寡黙で冷静沈着な一方で、船場生まれらしく粋でお洒落。糸目キャラ。