大坂三郷マップ


当サイトの作品は、江戸時代の大坂三郷を舞台にした創作です。
実在の土地、場所等とは全く関係ありません。

・当然ながら物語に出てくる店や家の位置も全て架空の設定です。
・下記に掲載する地図は、著作権所有者のガイドラインに従って引用・加工しております。
・出典:「増脩改正攝州大阪地圖」文化3 (1806)年/国立国会図書館デジタルコレクションより


三郷全体図

大川を挟んで北を天満、大川から本町通りまでを北、本町通りから難波付近を南とし、総じて大坂三郷と呼びました。
大坂三郷は町人による自治が行われていたこの時代唯一の町で、前述の天満・北・南を行政区分とし、それぞれに惣会所(今で言う区役所)を置き、町人から選んだ惣年寄(今で言う区長)を筆頭に町政を執っていました。
町火消はそれぞれこの惣年寄の指揮下に置かれ、天満を波印、北を雨・滝印、南を井・川印の五組に分けて配置しました。

※本作品中では、本町ではなくもう少し南にある南久太郎町までを北組と設定しています。
 
GoogleMapで見る
上記の設定を大まかに現代の地図に落とし込んだものです。
物語を書くときに、どこからどこまで大体徒歩何分かかるのかをこの地図を使って計っています。


北地区拡大図

大坂は南北に走る道を「筋」、東西に走る道を「通り」と呼んでいました。
寅屋は堺筋と久太郎町通りの交差する辺りを想定しています。
織部の家は実は寅屋よりも常盤屋が近かったり。


新町遊廓拡大図

西横堀川に架かる新町橋から続き、東門と西門までを繋ぐ通りが瓢箪町通、新町遊廓のメインストリートです。
春子と右近の居た置屋・扇屋は瓢箪町に、会所は同じ瓢箪町の東門寄りにあるという設定です。


南地区拡大図

火消井泉組こと和泉屋は日本橋(にっぽんばし)の北詰、島之内にあります。目の前に通る堺筋を真っ直ぐ北上すれば寅屋。直線で大体2kmほどの距離。
「闇紅」から出ている「よしや」は、戎橋を渡ってすぐのところにあります。
川印菊匠は四ッ橋のすぐ近く。

ちなみにこの辺は当時「南地(なんち)」と呼んだそうですが、当サイト作品内では現在の通称「ミナミ」を用いています。
物語内で「ミナミ」と書いた場合は、大体あの辺、という感覚で掴んでいただければと思います。


天満地区拡大図

天満を管轄する波印中村屋は、天満宮のすぐ南にあるという設定です。今で言う天六商店街のど真ん中にあたりになるかと思います。
「紅葉はらはら」で出てきた紀州藩邸は天満橋南詰、八軒家船着場のすぐ近くです。
「水無月の雨」で出てくる梅屋は大丸百貨店がモデルですが、この頃大丸の北支店が実際に上記の場所(桜橋南詰)にありました。
南は寺社&エンタメ、北はプロダクト&金融とそれぞれ町の特徴がありますが、大川以北は蔵屋敷に市場に神社に与力同心屋敷となかなかカオスな感じがします。